小さな可愛らしいキク科の花。春先あちら此方でお花畑だらけ

晩春から夏~秋にかけて、至る処に白い花を咲かす、キク科のヒメジョオン(姫女苑)とハルジオン(春紫苑)

日本各地の道端の空き地、土手、山野の日当たりの良い場所に普通に見られる

標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。これに対して、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉がある。また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴がある。従って、しっかりと比べて見れば、はっきりと見分けがつく。

分かりにくい場合は、茎を折ってみるとよい。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。


家の近くに群生地帯があります。非常に繁殖力が旺盛な草花で、見渡す限りヒメジョオン(姫女苑)だと思います。私の背よりはるかに高く、茎が空洞になっていませんでした。ヒメジョオンは、明治時代に帰化した北アメリカ原産の多年草だそうです。