愛しい愛しいよもぎ茶ん

土ぼこりが舞う中でのよもぎの植え込み作業ももうすぐ終わります。

例年になく大きくりっぱな苗でしたが、雨が降らず植えた苗も枯れてしまいます。

しかし地上に出ている部分は枯れても、土の中ではしっかり根づいているのです。

いずれ青々とした芽がふき出て来る事でしょう。

太陽と光と雨に恵まれ一気にほきても、根の張りが追いつかないと風に倒れやすくなります。反対に雨が降らず枯れたようでもその間じっくり根を伸ばし成長したよもぎは、ちょっとやそっとでは倒れません。厳しい環境を生き抜いたよもぎは丈夫に育つのです。人間の成長と植物のそれも同じなのかもしれません。

「じっとこらえて、今に見ろ」

枯れたよもぎの声が、あっちこっちから聞こえます。